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( 蛍光測定T 蛍光測定U 蛍光測定V 吸光度測定T 吸光度測定U 蛍光偏光測定 )
測定項目一覧表
■ヒトシトクロムP450SNPタイピングキット Syber® GreenTを用いた測定
特  長
ASP-PCR法による遺伝的多型検出法は、蛍光マイクロプレートリーダを用いて多検体測定短時間検出が可能です。
※ASP : Allele Specific Primer (アリル特異的プリマー)
   電気泳動法 1日が、マイクロプレートリーダ + Syber® GreenT では 3時間


分析手順 (フローチャート)
被験試料の採取
ゲノムDNAの抽出
DNA濃度調整
ASP-PCR
Syber® GreenT
  100μl をプレートに分注
 マイクロプレートリーダ
蛍光検出
試   薬
SNP Typing Kit
Cytochrome P450 2D6*10(100C→T)
   \40,000―(200回)
   東洋紡績(株)製
測 定 機
MTP-600F (フィルタ:EX 360nm,EM 535nm)
  MTP-600F本体 \3,500,000
  EM 535フィルタ \46,000
分析条件
MODE1:蛍光強度
MODE2:1Ex-1Em
 Ex :360
 Em :535
SENS :×10
測定方向 :縦
RESPONSE :4
MIXINGTIME :20S
MIXINGMODE :直線
MIXINGLEVEL :中
TEMP :OFF
KINETIC :OFF


結  果
96穴すべて、CV10%未満であり良好
 MTP-600Fのタイピングキットによる5回繰り返し測定(CV値)       単位:%


測定結果
個人差が解ります!


※本内容は東京大学医学部付属病院 薬剤部 久保田先生にご指導いただきました。
※Syber® GreenTはMolecular Probes, Inc の登録商標です。



■ヒトP450 の分子種のひとつである CYP3A4 に対する阻害の検討
内  容
阻害剤としてケトコナゾールを用いた場合の CYP3A4 における IC 50 を求めた。
測定手順
 1. 試薬
 基質:BFC (7-Benzyloxy-4-(trifluoromethyl)-coumarin) :終濃度50μM
 阻害剤:Kotoconazole (終濃度5μMから0.00229μMまで1/3ずつ希釈)
 発現系P450:ヒトCYP3A4 (日本農産工業(株)ご提供) :1 pmol/well
 NADPH生成系:終濃度3.3mM G-6-P, 3.3mM MgCl 2・6H 2 O, 1.3mM NADP, 0.4U/ml G-6-PDH
 緩衝液:200mM K-PO4 , 0.1mM EDTA (pH7.4)
 代謝物:HFC (7-Hydroxy-4-(trifluoromethyl)-coumarin)
実験手順
1. アセトニトリルに溶解した所定濃度のHFCを含むNADPH生成系含有リン酸緩衝液をA1およびB1ウェルに150μずつl分注する。
2.アセトニトリルに溶解した所定濃度のBFCを含むNADPH生成系含有リン酸緩衝液をC1, D1, E1の各ウェルに150μlずつ分注する。
3.アセトニトリルを所定濃度含むNADPH生成系含有リン酸緩衝液をA2〜A10, B2〜B10, C2〜C10, D2〜D10, E2〜E10の各ウェルに100μlずつ分注する。
4.振とうしながら第1列から50μl分取し第2列に加える。ピペッティングにより十分攪拌後、第2列から50μl分取し第3列に加える。このようにして第8列まで1/3ずつの希釈系列を作成する。第8列から分取した50μlは廃棄する。
5.振とうしながら37℃、10分間プレインキュベーションする。
6.所定濃度のCYP3A4を100μlずつ第1列から第9列まで加える。
7.振とうしながら37℃、30分間インキュベートする。
8.30分経過後、反応停止液のアセトニトリルを75μlずつ全ウェルに添加する。
9.振とうしながら所定濃度のCYP3A4を100μlずつ第10列の各ウェルに加える。
※本手順の操作は日立工機(株)製AP2形マイクロプレートシステムを使用して行った。また詳細手順は、下記を参照のこと。
  http://www.bdbioscience.com/discovery_labware/gentest/products/HTS_KITS/HTS/hts_assay_proc.shtml

測定条件
測定方式:エンドポイント測定
フラッシュ回数:20
MODE1:蛍光強度
MODE2:1Ex-1Em
Ex:410nm
Em:530nm
測定感度:0 (AUTO)
測定方向:横
TEMP:OFF
測定モード:END

結  果
  • データ1 : 代謝物の希釈系列
  • データ2 : IC 50 の検出
  • 結  論
    以上より、ヒトCYP3A4におけるKetoconazoleのIC 50 は0.05μMと算出された。
    ※日立工機株式会社 ライフサイエンス機器事業部 ご提供